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ご利用シーン

家族や自社の社員に向け、歴史や想いを伝え残すためのご利用

会社経営者の方であれば会社の歴史や経営者としての学びや想い、また一般の方であれば家の歴史や地域の伝統などを後世に残したいと思われている方からご依頼をいただいております。

以下、いくつかの事例をインタビューの様子の音声も交えながらご紹介させていただきます。

平下さん 子どもや孫に伝えておきたい想いがある

ご長男様の強い薦めがきっかけとなり、継伝制作を決められた平下様。 お子さんやお孫さん方に、何かの形で伝え残したい想いがあって、制作のご依頼をくださったようです。

女手一つで4人のお子様を育て上げられたお母様は、ブレることなくまっすぐに生きてこられた方でした。

今回の継伝のタイトルは「風のように」。
わたしが一番風をイメージするのは風にそよぐすすきの原。どうしても表紙からその風を感じていただきたくて、すすきの穂が茂る季節に地元大田市の三瓶山登頂にチャレンジし、写真を撮影させていただきました。

田平さん 子供や孫に会社の創業の歴史や家のルーツを残しておきたい

夫婦で一から会社を創業し、二人三脚で営んでこられた経緯や、夫婦両家のルーツを子供たち孫たちのために残しておきたいと考えておられたところに、先に継伝を制作されたご友人からの強い勧めもあり、ご依頼をいただきました。

会社を立ち上げ、ご夫婦で苦労しておられる時に、普段口数の少ない旦那様のお父様がポツリと諺を言われることがあったそうです。奥様は「こんなに大変な思いをしている時に!」と当時は反感を持ったりもしておられたそうですが、人生経験を積んで現在の年になって、お父様の言葉が身にしみて分かるようになられたそうです。

タイトル “人間万事 塞翁が馬”
(人間万事塞翁が馬とは、人生における幸不幸は予測しがたいということ。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ)

お父様が言われていた諺です。

制作を通してのエピソードなど

80歳を過ぎたのをきっかけに、夫婦で一から立ち上げた社労士業の歴史や、これまでのことなど諸々を整理したいと思われ、制作を依頼されました。ご夫婦の物語の後に、社労士業の記録を掲載する形で制作させていただきました。

いつかこういう形で整理できるといいなぁと思っておられたそうで、ご夫婦のルーツや足跡を、お子様やお孫さんに残せる形として継伝を制作できたことを嬉しく感じてくださっているようです。

森脇さん 家のルーツや地域の伝統を残しておきたい

家業にいそしむ傍ら、地元の農業やお祭りなど地域活動にも尽力されてこられた森脇様。
地元の歴史や伝統行事、我が家のルーツを残しておきたいとの思いから制作のご依頼をいただきました。

高度成長期と共に歩んでこられた森脇様。仕事に打ち込み、地域活動に邁進することができたのは、奥様の影での大きな支えあってこそのもの。それは制作を進めていくに連れ、強く感じたことでした。

制作を通してのエピソードなど

この本の制作依頼は70代のご主人からでした。制作当初、最初に奥様と対面させて頂いた時に、奥様は自分の話を本に載せることを頑なに拒まれました。

私はこれまでの制作実績の中でこんなにも拒否反応を示されたのは初めてで、それは私自身に嫌悪感をお持ちなのだろうかと思ってしまうほどでした。

しかし、制作を進めていくにつれ、私は徐々にその理由に気付くことになりました。

奥様の人生そのものが、決して前に出ず、夫を影で支えてきた人生だったのです。

息子さんと娘さんへのインタビューでは、お二人とも「これまで父から「ありがとう」の言葉を聞いた事がない」との事でした。 この本の中でご主人は初めて、長年自分を支えてくれた奥様に、たくさんの感謝の言葉を述べられたのでした。
そして最終的に出来上がった本は、きちんと奥様のエピソードも盛り込まれものになったのでした。

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