【贈呈者】 4人の子供の一人 藤田貴子さん(長女)
弟である長男の強いススメがあって、父が亡くなった後、仕事をしながら4人の姉弟を懸命に育ててくれた母への感謝の気持ちを込めて、制作しようということになりました。
姉弟で改めて話したことはなかったのですが、「あの時、弟たちはこんな風なことを感じてたんだ」「こんなことを考えていたんだ」ということを知ることが出来たことも、すごくよかったと思っています。
継伝を作ったことをきっかけに家族の会話も増えて、相手の気持ちを汲みとって考えることもできるようになってきたと思いますし、家族の結束が更に強くなった気がします。
興味をもって話を聞いていたけたことで、とても話しやすかったです。また要所要所で質問を投げかけて頂き、話をふくらませていただきました。
インタビュー形式で話したことが、こんな風にまとめてもらえるのもうれしいです。
自分で書こうと思っても、なかなかまとまりませんけど、プロの手を介することで、これまでの軌跡を形にして残せるのがありがたいなぁと感謝しています。
【制作者】 平下洋子さん(母)
長男のすすめがきかっけでしたが、子どもや孫に伝えておきたいものがあり、何らかの形で残したいと思っていた。
とても良かったし、家族の間でも口で伝えていないことが多くあって、あらためて知ることで家族のつながり、理解が深まった。特に婿、嫁さんたちは良かったと言っていました。
自分を知ることは自分のルーツを知ることが原点です。誰もが必要なことで、知らないで世を終わる人が多いと思う中、本当にいい機会でした。
話しやすい雰囲気を創り出してくれ、心配りもあり、うまくリードしてくれたと思います。
終わってみると写真集めや編集など大変でしたが、背を押されないとできないもので、話したことの他にも大事なことが多くあったことに気付きました。