【贈呈者】 波多野貴章さん(孫)
祖父が短歌を長年作っていて、形にしたいと思っていました。
制作中、当初あまり乗り気ではなかった祖母が、徐々に本が形になっていくのに従って気持ちが大きく変わり、完成した頃には「一家に一冊作るべきものだ!」と力説するようになったことがとても印象的で、二人の本にして良かったと思いました。
祖父の思い出の場所へ連れて行ってくださるなど、家族でも思いもつかないようなことまでしてくださり、本当に嬉しかったです。
継伝を作る過程で感じたのは、家族の形の多様さでした。それぞれ形にしてみるとどれとして同じものはできません。その数の分だけ、色々なニーズがあるのかなと思いました。それぞれに合った形の継伝がたくさんできるのではないかなと思いました。
【制作者】 中尾皓さん、朋子さん(祖父、祖母)
主人の短歌を残したいと思ったからです。
家族で話をよくするので、お互いのことについて分かっているつもりでしたが、今回本を作ることで、知らなかったことや、間違って記憶していたことが多かったことに気付かされました。
子供や孫のためにも、きちんと言葉にして残しておくことは大切なことだと思いました。
明るく心安く(親しみやすく)、何でも話ができました。